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菊池が5安打完封!打線は12安打10得点!埼玉西武が投打で東北楽天を圧倒!

楽天に勝利しタッチする菊池(右から2人目)ら西武ナイン=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


レギュラーシーズン2位の埼玉西武が、10対0で同3位の東北楽天に大勝。投打で圧倒し、ファイナルステージ進出に王手をかけた。

 福岡ソフトバンクへの挑戦権をかけたCSファーストステージ第1戦。菊池、則本という両エースの先発で試合が始まったが、1回表に1番・茂木にヒットを許して1死2塁とされながらも3番・ペゲーロ、4番・ウィーラーを連続三振に仕留めた菊池に対し、則本は1死から2番・源田に死球を与えると、続く3番・浅村に2球目の高めストレートを捉えられてレフトへ先制2ランを被弾した。

 チームキャプテンの一発で主導権を握った埼玉西武は、3回裏にも則本を攻め、1ヒット2四球で満塁として、中村の犠牲フライ、炭谷のタイムリー2塁打で3点。さらに四球を挟んで秋山、源田の連続タイムリーでさらに2点を追加。この回、打者一巡の猛攻で5点を奪って早々に試合を決めた。

 「絶対に先にマウンドを降りたくないという気持ちで投げました」という先発の菊池は、4回表2死満塁のピンチを凌ぐと、その後も気迫のピッチングを続けてゼロ行進。打線は6回に東北楽天の2番手・青山から、中村がレフトスタンド中段に放り込む豪快な3ランを放ってダメ押し成功。菊池はそのまま最後まで投げ抜き、9回を5安打1四球9奪三振での完封勝ちを収めた。

 これで埼玉西武は、あと1勝(引き分けでも可)すれば18日からのファイナルステージ進出が決定。敗れた東北楽天は、先発の則本が4回7安打6四死球7失点と炎上。打線も散発5安打と繋がらず。完敗で窮地に追い込まれた。