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4番・福留が値千金の決勝2ラン!阪神が完封リレーで横浜DeNAに先勝!

6回阪神無死一塁、福留が右中間に先制2ランを放つ=甲子園【写真提供:共同通信社】


 レギュラーシーズン2位の阪神が、2対0で同3位の横浜DeNAに完封勝ち。広島東洋が待ち受けるファイナルステージ進出に王手をかけた。

 阪神は今季11勝5敗、防御率2.39のメッセンジャー、対する横浜DeNAは同6勝10敗、防御率3.84の井納が先発し、序盤はこの両投手が投手戦を展開。5回までに両チームとも3安打ずつを放ったが、いずれも単発でスコアボードにはゼロが並んだ。

 均衡が破れたのが6回だった。阪神は先頭の糸井がヒットで出塁すると、続く4番・福留が「打った瞬間にいったと思った」と、井納の147キロのストレートをバックスクリーン横の右中間スタンドに運び、結果的にこれが決勝点となった。

 投げては、10日のレギュラーシーズン最終戦から中3日での先発となったメッセンジャーが、「なんとかゲームを作ることができた。自分の役割は果たせたと思う」と6回まで3安打無失点に抑えて試合を作り、7回以降はマテオ、桑原、ドリスの勝利の方程式が決まって横浜DeNAに反撃を許さず。本拠地ファンの前で快勝を収めた。

 敗れた横浜DeNAは、先発に抜擢された井納が6回6安打2失点と奮闘したが、ロペス、筒香、宮﨑のクリーンアップ3人で1安打のみと打線が振るわず。8回に先頭の梶谷のヒットから1死1、2塁のチャンスを作ったが、倉本、桑原が倒れ、この試合で唯一とも言えた得点機も活かせなかった。