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プロ野球

則本が6回零封8奪三振で15勝目!東北楽天が藤田決勝2ラン&完封リレーで快勝!

6回無失点で15勝目を挙げた楽天・則本=Koboパーク宮城【写真提供:共同通信社】


 東北楽天が2対0で福岡ソフトバンクに快勝。4投手の継投で2試合連続の完封リレーを決めた。

 東北楽天の先発は今季14勝7敗、防御率2.65の則本、対する福岡ソフトバンクは6勝3敗、防御率3.68の武田。ここまで214奪三振でリーグ最多の菊池(埼玉西武)の217奪三振を3差で追っていた則本は、立ち上がりからエンジン全開で2回までに4三振を奪ってあっさりと単独トップの三振数をマークすると、4回まで1安打無失点の快投。5回、6回と2安打ずつを許したが、得点は許さずに6回を5安打8奪三振無失点でマウンドを降りた。

 その間、武田の前に苦しんでいた東北楽天打線だったが、5回裏に2死から1番・岡島がヒットで出塁すると、続く2番・藤田が「則本が今日は6回までしか投げないと聞いたので、その前に俺が決めてやる!と、言ってはみたものの、ちょっとプレッシャーを感じて打席に立ったんですけど、最高の形になって良かった」とライトスタンド最前列へ今季3号の2ランを放って2点を先制。その後は追加点を奪えなかったが、則本の後を受けたリリーフ陣も好投。7回を宋、8回をハーマンがともに3者凡退に仕留めると、9回は福山が登板して2死から上林、斐紹に連打を許して1、3塁のピンチを背負ったが、本多をショートゴロに仕留めて、前日のオリックス戦(7対0)に続く完封リレーを完成させた。

 則本はプロ1年目以来、自己最多タイの15勝目を挙げるとともに自己最多の222奪三振で4年連続での最多奪三振のタイトルを確実にした。一方、敗れた福岡ソフトバンクは、高卒2年目の茶谷がプロ初打席初安打をマークしたが、得点には繋がらず。先発の武田が5回5安打2失点で4敗目を喫した。