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プロ野球

藤平6回零封3勝目!東北楽天が完封リレーで完勝!

オリックスに勝利しナインを迎える、3勝目を挙げた楽天・藤平(左から4人目)ら=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


東北楽天が7対0でオリックスに完勝。藤平がドラフト1位ルーキー同士の投げ合いを制してプロ3勝目を挙げた。

 今季8勝10敗、防御率3.74のオリックス・山岡、同2勝4敗、防御率2.65の東北楽天・藤平の新人同士の投げ合い。山岡は立ち上がりから制球が定まらずにヒットも許してピンチを背負いながらも要所を締めるピッチング。対する藤平は力強いストレートにカーブを有効に交える投球で、5回を終えて両チーム無得点のままの投手戦が続いた。

 試合が動いたのは6回表、東北楽天が島内のヒット、聖澤の四球の後、藤田の犠打で1死2、3塁とすると、オリックスの2番手・岸田から足立が右中間を破るタイムリー3塁打を放って2点を先制。藤平が6回まで2安打無失点に抑えた後、青山、高梨、宋も無失点継投を続けると、打線が9回表に銀次、足立のタイムリーなど計7安打を集める猛攻で5点を奪ってダメ押しに成功。最終回は西宮が抑え、藤平が3勝目を手にした。

 敗れたオリックスは、山岡が立ち上がりから球数が多く、テンポに乗り切れずに6回途中で降板して自身の今季最終登板を飾れず、リリーフ陣が9回に崩壊。打線もわずか2安打と沈黙した。本拠地最終戦を終えた福良監督は、「今季は金子に次ぐ先発がいなかった。若手の投手の頑張りが収穫。打つ方では小谷野、中島が頑張ってくれたけれど、中堅若手の底上げがね…。来季に向けては全体的なレベルアップが必要」とシーズンを振り返った。