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プロ野球

吉村劇的弾!福岡ソフトバンクが延長12回サヨナラ勝ち!

12回、サヨナラ本塁打の吉村(左端)を迎える和田(左から2人目)、千賀(同3人目)らソフトバンクナイン=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクが4対3でオリックスに勝利。延長12回に吉村のアーチでサヨナラ勝ちを収めた。

 福岡ソフトバンクの本拠地最終戦。先発の千賀滉とっては規定投球回到達(6回)と最高勝率のタイトルがかかる一戦となった。しかし、初回に先頭のT-岡田にヒットを打たれると、犠打の後に小谷野に先制打を許していきなりの1失点。2回から4回までは粘りの投球で何とか無失点に抑えたが、5回の先頭・若月にプロ1号ソロ、続くT-岡田には今季31号ソロを浴びて0対3と3点のリードを許した。

 だが、ここから福岡ソフトバンク打線が反撃する。オリックスの先発・吉田一の前に4回までノーヒットに抑え込まれていたが、5回裏に中村が「しっかり捉えることができ。ホーム最終戦なので、いいバッティングができて良かった」と振り返った6号ソロで1点を返すと、7回には再び中村が今度は犠牲フライを放って1点差。そして9回裏、1死から中村がヒットで出塁した後、代走・川島が松田の遊ゴロ間に2塁へ進み、ここで上林がしぶとくライト前に落として同点。千賀は6回まで投げて規定投球回をクリアするとともに、自身の負けが消えた瞬間に最高勝率のタイトルが確定。「今日は自分自身でも情けないピッチングになってしまいました。みんながつないで点を取ってくれてありがたかったです」とチームメイトに感謝の言葉を残した。

 そして試合は3対3で延長戦に突入。引き分け目前の12回裏、代打で登場した吉村がレフトスタンドへ劇的なサヨナラ弾。福岡ソフトバンクがホーム最終戦を劇的勝利。7回からは和田が2イニングをパーフェクトに抑えるなど、CSに向けても収穫を得た一戦となった。