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「4番・ピッチャー」大谷が10奪三振2安打完封劇!北海道日本ハムが最終戦白星!

今季本拠地最終戦を終え、ファンの歓声に応える日本ハムの大谷翔平投手=4日、札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


 北海道日本ハムが3対0でオリックスに快勝。本拠地最終戦に「4番・ピッチャー」で先発した大谷が、被安打2、10奪三振で今季初完投初完封となる3勝目を挙げた。

 今オフにポスティングシステムでMLB移籍が濃厚な大谷が、今季初となるDHなしの“リアル二刀流”で本拠地最終戦に挑んだ。対するオリックスは金子。エース対決となった。

 大谷は4回まで、打者12人に対して7三振を奪うパーフェクトピッチング。この圧巻とも言うべき快投に、攻撃陣が応えた。4回に1死から大谷が自らヒットを放つと、横尾、田中賢も連続ヒットで続いて満塁とし、大田がライトへ走者を一掃するタイムリー2塁打を放った。

 3点の援護をもらった大谷は、5回の先頭打者のマレーロに初安打を許し、続く中島も四球で無死1、2塁のピンチを迎えたが、ここギアを上げた大谷は、武田を三振の後、駿太、伊藤を内野ゴロに打ち取った。日本でひとまず最後のイニングになる9回には、1死から連続四球を与えたが、代打の杉本をセカンドゴロ併殺打に打ち取り、完封劇で今季を締めくくった。

  オリックスは安打が出た5、6回に得点圏に走者を進めたが、完封負けで大谷の日本最後の舞台での引き立て役となった。金子も完投したが、4回の失点が致命傷となった。