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プロ野球

現役引退の相川が最終打席で内野安打!神宮で両軍から胴上げ!

試合終了後、両軍の選手に胴上げされる巨人・相川=神宮【写真提供:共同通信社】


 読売巨人の相川が3日の東京ヤクルト戦(神宮)に代打で登場し、現役最後の打席でショートへの内野安打を放った。

 今季限りでの引退が決まり、試合前に会見を行った相川は「ずっと第一線で勝負したいという思いで今までプレーしてきたが、小林と宇佐見(が出てきた)。その結果、自分が仕事をする場所がなくなった」と引退の理由を明かした相川。9回に代打で登場すると、東京ヤクルト6番手の秋吉の3球目のストレートをとらえてショートへの内野安打。09年から6年間、東京ヤクルトでプレーした相川には、両チームのファンから温かい拍手。試合終了後には両軍の選手から胴上げされた。

 94年のドラフト5位で横浜に入団した相川は、23年間の現役生活を終え、「一番思ってくれていた母親が亡くなって、1年でも長く、と続けてきた。(母には)『やり切ったよ』と伝えたい」と感慨深げに話した。「苦しいポジションだと思うし、その中でやりがいもあった。キャッチャーにしかわからない喜びを見つけられた。キャッチャーをやってよかった」と相川。来季からは読売巨人でコーチとなる見込み。次なる“喜び”を大いに期待したい。