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北海道日本ハムが13安打10得点!飯山の引退試合を勝利で飾る!

試合後、栗山監督(左端)と抱き合う日本ハム・飯山=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


 北海道日本ハムが13安打10得点の猛攻で、今季限りで引退する飯山の引退試合を勝利で飾った。

 序盤から北海道日本ハムの打線が爆発した。初回に1点の先制を許したが、2回に石井一のタイムリー二塁打などで2点を奪って逆転すると、3回には横尾のタイムリーの後、石井一、清水、太田の3連続タイムリーでオリックス先発の吉田凌をKOし、この回一挙5点を奪った。その後も4回に横尾の2ラン、5回に清水のソロ本塁打と一発攻勢でダメ押し点を奪った。この日8番に入った清水が4打点、5番の横尾が3打点、7番の石井一が2打点と、レギュラーを狙う若手の活躍で大勝となった。

 オリックスは初回にT-岡田の2塁打から小谷野の犠牲フライで1点を先制したが、吉田凌が序盤で大量失点して試合をつくれなかった。5回には大城、小谷野のタイムリーで2点、8回にはマレーロのタイムリーで1点を返して北海道日本ハム先発の高梨を降板させたが、反撃もそこまでだった。

 ファイターズ一筋20 年の飯山は、8回からショートの守備に入り、1死1、2塁の場面でダブルプレーを完成させた。その裏には現役最後の打席に立ったが、結果はレフトフライに終わり、9回には最終打者のゴロをさばいて試合終了。試合後の挨拶では「大した成績も残せずここまでやってきた。ファイターズでなければできなかった」と感慨深い様子だった。