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中大が4本塁打で日大に大勝!ドラフト候補・鍬原拓也→投手再転向・安本龍観の継投で1失点【東都大学野球 秋季リーグ戦 中央大vs日本大1回戦 】

母・佐代子さんが今秋初めて観戦に訪れた中で好投を見せた鍬原

 中央大が電光石火の先制攻撃で日本大に10対1と大勝した。
 中央大は初回、初先発となった小谷野楽夕投手(1年・日大三)の立ち上がりを攻めた。
 2四球の後に3番・内山京祐内野手(1年・習志野)がライトへのタイムリー二塁打で2点を先制。続く堀内寛人外野手(3年・県岐阜商)のレフトへの2ラン本塁打で、さらに2点を追加。2回には内山が2ランを放ち、小谷野をノックアウトした。
 一方、中央大先発の鍬原拓也投手(4年・北陸)は「制球も変化球の精度もこの秋で一番悪かったです」と振り返りながらも、四球を出さないことを心がけて、悪いなりに試合をまとめていく。すると6回から7回にかけてはストレートが走り三者連続三振を奪った。本調子でない中での7回4安打1失点9奪三振3四球の内容に、鍬原は「指にかかったストレートで空振りが取れたのは収穫。質が上がったのかなと思います」と試合後、手応えを語った。

 そして、8回・9回は今夏から投手に再転向した登録体重94kgの巨漢右腕・安本龍観投手(4年・天理)が3人ずつ無安打で締めて試合終了。中央大が先勝した。

野球人生最後のシーズンで抑え右腕として期待がかかる安本

★中央大vs日本大1回戦
中央大 421010110=10
日本大 001000000=1
【中】○鍬原、安本—保坂
【日】●小谷野、田中凌、春日井−八田
本塁打:中央大・堀内(1回2ラン)、内山(2回2ラン)、了海(7回ソロ)、飯嶌(8回ソロ)

◎中央大・清水達也監督
「相手先発投手は予想と違ったのですが、ズルズル行かずに序盤で点を取れたことが大きかったですね。そんなに打てるチームじゃないのですが、打線の状態は上がってきました。鍬原はエースなので、もうちょっとピシッと抑えて欲しいですね。安本はコントロールが良いので、リズム良く投げてくれました」

文・写真:高木遊