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プロ野球

東北楽天・則本が10奪三振力投!2度の満塁機を凌いで14勝目!

14勝目を挙げ、ファンの声援に応える楽天・則本=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 東北楽天の則本が2日の埼玉西武戦(メットライフ)に先発し、6回130球を投げて10奪三振の力投。5安打4四死球振1失点で今季14勝目を挙げた。

 自力2位のためには負けられない直接対決2連戦の初戦に「今日は絶対に勝つつもりでマウンドに上がりました」と則本。初回に源田に2塁打を許した後、2死から山川に死球、森に四球で満塁のピンチを招いたが、栗山を154キロのストレートで投手ゴロに仕留めて無失点。4回に中村にタイムリーを許して先制点を奪われたが、6回表に味方打線が逆転に成功。直後の6回裏の2死満塁のピンチで岡田をフルカウントからスライダーで空振り三振に仕留めると、マウンド上で渾身のガッツポーズ。7回以降は継投で逃げ切り、「慎重に行き過ぎたところはありましたが、それでも最少失点に抑えることができたので良かったと思います。チーム全員でとった1勝」と喜んだ。

 これで今季14勝目を挙げるとともに、10三振を奪って今季通算214奪三振。菊池(西武)の208奪三振を抜いてリーグトップに立ち、4年連続の最多奪三振王のタイトルにも前進。そして今季の埼玉西武戦は4試合目で初勝利。「少しは悪いイメージを払拭できたと思いますし、チームとしても良い形で勝てたので、この流れを切らないようにやっていきたいです」と笑み。エースの力投が、間違いなくチームに勢いを付けた。