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プロ野球

則本力投&ウィーラー逆転2ラン!東北楽天が接戦を制す!

6セーブ目を挙げた福山(64)を笑顔で迎える楽天・則本=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 3位の東北楽天が2対1で2位・埼玉西武に逆転勝ち。CS本拠地開催へ望みを繋げた。

 埼玉西武・十亀、東北楽天・則本の両右腕の投げ合い。初回、東北楽天は1番・茂木がヒットで出塁し、藤田が送りバントを決めて1死2塁とするも無得点。対する埼玉西武は2番・源田がフェンス直撃の2塁打を放つと、2死から山川が死球、森が四球で満塁としたが栗山が凡退して無得点。序盤は両者探り合いの中、0対0で終えた。

 試合が動いたのは4回裏、埼玉西武が山川の2塁打の後、2死となって中村がセンターへ先制タイムリーを放って1点を先制。しかし、6回表だった。東北楽天が、先頭のペゲーロが四球を選ぶと、続くウィーラーがレフトへ今季31号の逆転2ラン。ひと振りで試合をひっくり返した。

 1点のリードをもらった則本は、直後の6回裏に2死から安打と2四球で満塁としたが、岡田を空振り三振に仕留めて6回を5安打1失点、10奪三振の力投を見せると、7回からは高梨、ハーマンと繋ぎ、最終回は福山が締めて6セーブ目を挙げた。

 埼玉西武は、ルーキーの源田がこの日2安打を放ってNPB新人安打数で歴代2位の長嶋茂雄氏に並ぶ153安打をマークしたが、後続が続かずに1得点のみ。先発の十亀は6回途中8安打ながら2失点と粘ったが、今季7敗目。対する東北楽天の則本は14勝目を挙げ、チームは対西武戦の連敗を9で止めて逆転2位へ望みを繋いだ。