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プロ野球

中日・浅尾が史上3人目の通算200ホールド達成!「感謝の気持ちでいっぱい」

7回途中から登板し、通算200ホールドを達成した中日・浅尾=神宮【写真提供:共同通信社】


中日の浅尾が1日の東京ヤクルト戦(神宮)でプロ野球史上3人目となる通算200ホールドを達成した。

 出番は3対3の同点で迎えた7回2死走者なしから谷元の後を受けて3番手で登板し、廣岡を1ストライク1ボールからフォークで空振りを奪って追い込んだ後、2球連続のフォークを外角低めのストライクゾーンに投げ込んで見逃し三振。この日は打者1人のみだったが、味方打線が9回表に勝ち越しに成功して勝利したため、浅尾に今季4試合目で初ホールドが付き、通算200ホールドに到達した。

 「2年くらい足踏みしたので、200ホールドを達成できてほっとしています。ホールドは自分の力だけでは取れない記録なので、チームの皆に感謝の気持ちでいっぱいです」と浅尾。2005年から日本で公式記録に採用されたホールド。浅尾はプロ1年目の2007年に19試合に登板して1ホールドをマークすると、翌08年12ホールド、09年33ホールドと数字を増やし、10年にはNPB記録となるシーズン47ホールドを記録。11年には79試合に登板して防御率0.41でリーグ優勝に貢献し、MVPも獲得した。しかし12年以降は右肩の故障に悩まされ、15年の9月18日の広島東洋戦で通算199ホールドを達成して以来、「あと1ホールド」が遠く、昨季は1軍登板なし。今季も2軍暮らしが続いていたが、9月23日に昇格し、この日ようやく200ホールド目を挙げた。

 待たされた感はあるが、山口(読売巨人)、宮西(北海道日本ハム)に続く大記録。今季の1ホールドをキッカケに、来季の完全復活を期待したい。