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プロ野球

松井佑が代打V弾!中日が逆転勝ち!東京ヤクルトは球団ワーストの95敗目…

9回、勝ち越し3ランを放ち、生還した亀沢(左)と抱き合って喜ぶ中日の代打松井佑=神宮【写真提供:共同通信社】


 終盤で逆転した中日が6対4で東京ヤクルトを下し、このカードの最終戦を飾った。

 先発のマウンドに上がったのは、東京ヤクルトが今季0勝1敗、防御率15.00のルーキー・梅野。対する中日は0勝2敗、防御率3.81の伊藤。試合が動いたのは2回裏。東京ヤクルトは1死1、2塁とチャンスを作り、7番・廣岡のタイムリー2塁打で1点、さらに8番・奥村の2点タイムリーで計3点を奪った。

 プロ初勝利を狙う東京ヤクルトの先発・梅野は1回、2回と三者凡退に抑える上々の立ち上がりだったが、味方に援護してもらった直後の3回表に9番・友永のタイムリーで1点を失うと、続く4回には6番・井領にタイムリーを浴びて1点差。それでも5回は三者凡退に抑え、勝ち投手の権利を持ったままリリーフ陣へバトンタッチした。

 しかし7回表だった。中日が東京ヤクルトの3番手・近藤を攻め、2死3塁と一打同点のチャンスを作る。ここで友永がこの日2本目のタイムリーを放ち、試合は振り出しに。流れを引き寄せた中日は9回表、東京ヤクルトの5番手・ルーキに対して2死から京田の内野安打と亀澤の四球で走者をためて、代打・松井佑の4号3ランが飛び出し土壇場でリードを奪った。

 その裏、守護神・田島がワイルドピッチで1点を失うが、2点差を守り抜き、又吉が今季8勝目、田島が34セーブ目。7回途中にマウンドに上がった中日の浅尾が史上3人目となる通算200ホールドを記録した。

 敗れた東京ヤクルトは、3回以降打線が繋がらず。リリーフ陣が崩れて球団ワーストを更新する95敗目を喫した。