広島に勝利し、クライマックスシリーズ進出を決めファンとタッチを交わすＤｅＮＡ・筒香＝横浜【写真提供:共同通信社】

横浜DeNAの筒香が1日の広島東洋戦で2本塁打を放ち、お立ち台に上がった。この日の勝利で2年連続となるCS進出が決定し、お立ち台で筒香は「ファンの方とここまで一緒に戦うことができ、本当に感謝しています」と喜んだ。

　初回に先制2ランを放ったロペスと2者連続となる本塁打を放つと、3回の2打席目はライト前ヒット、5回も先頭打者でライトスタンド最上段へ特大の勝ち越し本塁打を放ち、第4、5打席は四球で、5打席全てで出塁する活躍だった。チームの主将として、自らのバットでCS進出を決めた筒香に対して、スタンドのファンから「ありがとう、キャプテン」という声が飛ぶと、「こちらこそ、ありがとうございます」と律儀に返事をした主砲は、「ファンも含めて、全員が横浜DeNAベイスターズだと思っている。今日も明るい雰囲気で、必ず勝てると思っていた」と、スタンドを青く染めたファンに感謝した。

　昨季は3位からCSファーストステージで2位の巨人を破ったが、優勝した広島東洋に敗れた。今季はまず阪神が相手となるが、筒香は「必ず甲子園、広島で勝ち抜いて、横浜スタジアムに帰ってきます」と、下克上での日本シリーズ進出を宣言した。