９回ロッテ２死満塁、大嶺翔が中越えに走者一掃の逆転二塁打を放つ＝Ｋｏｂｏパーク宮城【写真提供:共同通信社】

　千葉ロッテが土壇場の9回に4点を奪い、5対2で東北楽天に逆転勝ちを収めた。

　先制は東北楽天。1回裏に岡島のヒットから2死1、3塁として銀次のライト前タイムリーでリードを奪う。しかし千葉ロッテが直後の2回表にペーニャの15号ソロで同点に追いついた。3回以降は東北楽天の辛島、千葉ロッテの酒居の両先発が好投を続けてスコアは動かずに試合が進んだ。

　迎えた7回裏、東北楽天は足立のヒットから1死3塁として藤田の犠牲フライで勝ち越しに成功。6回2安打1失点と好投した辛島の後をハーマン、福山と繋いで完全な逃げ切り態勢に入ったが、9回に登板した守護神・松井裕が誤算。この回先頭の代打・清田に2塁打を許した後、中村、鈴木を仕留めて2死までこぎ着けたが、そこから2者連続四球で満塁とされると、大嶺翔が走者一掃のタイムリー2塁打を放って逆転。さらに代わった青山に対し、加藤がダメ押しタイムリーで試合が決まった。

　勝った千葉ロッテは2連勝で、チェンが今季3勝目。東北楽天は痛恨の逆転負けで松井裕が今季3敗目を喫した。