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プロ野球

上本&糸井弾!阪神が逃げ切り勝ち!読売巨人はCS進出ならず…

本拠地最終戦のセレモニーで、あいさつを終え頭を下げる巨人・高橋監督。右は菅野=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 2位・阪神が序盤のリードを守り切り、5対4で4位・読売巨人に勝利した。

 先発は、読売巨人が今季13勝3敗、防御率2.92の田口。対する阪神は同2勝2敗、防御率4.31の岩田と、左腕同士の投げ合いとなった。先制したのは前日に引き続き阪神。3回表、2死から2本のヒットで1、3塁にすると、3番・糸井がレフト前への先制タイムリー。その後の満塁の場面では5番・大山の2点タイムリーが飛び出し、この回3点を奪って主導権を握った。

 読売巨人の反撃は4回裏。この回先頭の5番・村田が3試合連続となる14号ソロで得点。さらに2本のヒットで無死1、3塁にすると8番・小林のスクイズが決まり、1点差に。直後の5回表、流れを引き寄せるべく先発・田口を4回で諦め、前日に危険球のために4球で降板した畠を送る。しかし、1死後に阪神が頭部死球を受けた当事者の2番・上本がレフトへ9号ソロ、さらに糸井がライトスタンドへ16号ソロを叩き込む2者連続ホームランが飛び出した。

 リードした阪神は、先発・岩田が5回2失点でマウンドを下りて継投へ。すると石崎、桑原、マテオが相手打線をノーヒットに抑える好投。9回は守護神・ドリスがマウンドへ。代打・亀井、途中出場の9番・宇佐見にタイムリーを浴び、1点差まで追い詰められたが、後続を断ちゲームセット。今季最後の伝統の一戦を勝利で飾った金本監督は「ドリスも多少不安は残したような感じだけど、勝てたのでよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 本拠地最終戦に敗れて2連敗となった読売巨人は、9回に粘りを見せるも一歩及ばず。試合後、3位・横浜DeNAが勝利したため今季の4位が確定。11年連続のCS進出を逃した。