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プロ野球

マイコラス快投&村田先制弾!読売巨人が4連勝でCS進出へ望み!

中日に勝利し、タッチを交わす巨人ナイン=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 読売巨人が2対1で中日を下し、4連勝で3位・横浜DeNAとのゲーム差を0.5とした。

 このカードの今季最終戦。先発を託されたのは、読売巨人が13勝8敗、防御率2.30のマイコラス。一方の中日は5勝6敗、防御率5.14の小笠原。試合は序盤から投手戦となり、ここまで奪三振数178とセ・リーグトップのマイコラスは、この日も緩急をつけた投球で的を絞らせず、5回まで2安打無失点で毎回の8奪三振の快投を披露。一方、9月19日の同対戦でプロ初完投を成し遂げた小笠原も、勢いのあるストレートと多彩な変化球を織り交ぜてスコアボードにゼロを並べていった。

 試合が動いたのは5回裏。読売巨人が、この回先頭の5番・村田が真ん中低めのカーブを見事に捉え、バックスクリーン左へ運ぶ12号ソロを放って均衡を破った。続く6回裏には、2番・マギーがセ・リーグ記録に並ぶ今季47本目の2塁打でチャンスを作り、4番・阿部のタイムリーでリードを2点に広げた。

 7回途中に100球を超えたマイコラスだったが、球威は衰えず8回までゼロ行進。今季初完封が見えた9回のマウンドにも上がったが、中日の5番・福田に17号ソロを浴び1失点。続く6番・高橋にヒットを打たれたところでマウンドを降りた。その後は、カミネロが2死3塁と一打同点のピンチをしのいで逃げ切り勝ち。完封こそ逃したが、「シーズンも佳境だけど、状態はすごくいい」とマイコラス。自己最多の14勝目を挙げるとともに、この日の9奪三振で最多奪三振王のタイトル獲得に大きく前進した。

 敗れた中日は、小笠原が7回2失点と先発の役目を果たしたが、打線が8回まで4安打と沈黙。ようやく9回に福田の一発で1点を返したが、最後は逃げ切られた。