ワールドシリーズでインディアンスを激闘の末で4勝3敗で破り、108年ぶりの世界一に輝いたカブス。4日（日本時間5日）には地元シカゴで優勝パレードを行い、約500万人が集結した。この“歴史的行事”を見るため、授業を休んだ大学生と教授の心温まるやり取りが米国で話題となっている。

■MLB公式サイトが特集、「カブスの歴史的な勝利がルールを緩和」

　ワールドシリーズでインディアンスを激闘の末で4勝3敗で破り、108年ぶりの世界一に輝いたカブス。4日（日本時間5日）には地元シカゴで優勝パレードを行い、約500万人が集結した。この“歴史的行事”を見るため、授業を休んだ大学生と教授の心温まるやり取りが米国で話題となっている。

　MLB公式動画サイトの「Cut4」は「カブスのパレードを見るために授業を休む生徒に、教授が最高の口実を与えた」とタイトルのついた特集記事を掲載。そこで、優勝パレードを見に行った女子大生、ケイラ・アンバーさんについて取り上げている。

　記事では「カブスの歴史的な勝利は出席に関するルールさえも緩和した」とした上で、「大学生のケイラ・アンバーは授業の欠席理由を教授に送った。教授はただ承認するのではなく、彼女に上等な理由を与えた。以下がそのメッセージだ」と2人のやりとりを紹介している。

■教授がアンバーさんに送ったメッセージとは？

　アンバーさんは「教授へ　カブスのパレードに行くので、明日欠席します」とシンプルにメッセージを送ったという。だが、それに対する教授の返信が秀逸だった。記事では、そのメッセージも掲載。内容は以下の通りだ。

「ケイラへ　刑事司法を勉強する学生として、こう言いたいんだろう。つまり、警察がどのように大群衆を対処するのか興味があると。シカゴ警察の対応を見て研究したいんだね。重要なリサーチを行うため、時間とお金を費やし、刑事司法に専念する姿は本当に立派だと思う。気を付けて。コネリー教授より」

　返信を受けたアンバーさんは、自身のツイッターで「うちの教授はよく分かってるわ」とつぶやいている。記事では「もちろん、正当な欠席理由として受け入れなかった教授（おそらくインディアンスファンだろう）もいる」とも言及。108年ぶりの世界一の余韻はしばらく続きそうだ。