７回１失点でプロ初勝利を挙げた日本ハム・吉田＝札幌ドーム【写真提供:共同通信社】

　北海道日本ハムが7対1でオリックスに完勝。2年目の吉田が7回1失点でプロ初勝利を飾った。

　初回、1死からヒットを許しながらも後続を断って無失点に抑えた北海道日本ハムの先発・吉田に対し、オリックスの先発・山﨑福が立ち上がりから乱調。四球と内野安打で走者を背負った後に中田の打球を三塁手・小谷野のファンブルで1点を失うと、四球で満塁となった後に好調の6番・横尾がタイムリー2塁打。清水の内野ゴロの間に4点目を挙げ、北海道日本ハムがいきなり試合の主導権を握った。

　援護をもらった吉田は、2回に安達にタイムリーを許して1点を失ったが、「今まで3回チャンスをもらって勝てなかったので、今日がラストチャンスだと思って投げました」と、その後は伸びのあるストレートでオリックス打線を封じ、7回105球を投げて5安打1失点の好投。打線は6回にレアードが32号ソロを放つと、続く7回には西川が9号ソロ。8回から公文、井口と繋ぎ、吉田がプロ4度目の先発登板でうれしい初勝利を飾った。

　敗れたオリックスは、初回から守備が乱れ、先発の山﨑福が初回1アウトを取ったのみで降板。2番手の小林が試合を立て直したが、打線が計6安打で1得点のみ。投打ともに振るわなかった。