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侍ジャパンU23代表 今大会初黒星 明日決勝進出をかけメキシコと対戦

試合後悔しさを滲ませる侍ジャパンU23代表

試合後悔しさを滲ませる侍ジャパンU23代表

写真提供=Getty Images

第1回WBSC U-23ベースボールワールドカップ、スーパーラウンド・パナマ戦がエスタディオ・デ・ベイスボル・モンテレイ球場で行われ、侍ジャパンU-23代表が2-3で逆転負け。今大会7試合目にして初黒星を喫した。

前日の韓国戦でサヨナラ勝ちを収めたU-23代表。いい流れを持ち込みたいところだったが、日中に降り続いた雨の影響で約50分遅れての試合開始となった。
それでも2回に、この回先頭の山下幸輝(横浜DeNA)が、1ボールからの2球目をライトスタンドへ放り込むホームランを放って1点を先制。さらに廣岡大志(東京ヤクルト)が内野安打で出塁した後、ワイルドピッチに悪送球が重なって一気に3塁まで進むと、1死一、三塁から9番・吉持亮汰(東北楽天)のサードゴロの間に1点を追加。日本が2点のリードを奪った。
日本の先発は、オープニングラウンドのチャイニーズ・タイペイで6回5安打3失点だった安樂智大(東北楽天)。1回、2回は先頭打者に出塁を許しながらも、左翼手・真砂勇介(福岡ソフトバンク)の本塁好返球などに助けられて無失点で切り抜けた。だが、3回に1死から9番・J.ロドリゲスにレフトスタンドに運ばれるソロ本塁打を浴びて1点差とされると、5回には2死3塁のピンチを背負って、再びJ.ロドリゲスに今度はセンター前タイムリーを浴びて2失点目。5回を終えて2対2の同点で後半戦を迎えた。
6回、7回は両チームの先発投手が踏ん張って無得点が続いたが、日本が1死一、二塁の勝ち越し機を逃した直後の8回裏だった。安樂がこの回先頭のC.サンチェスに四球を許すと、当たっているJ.ロドリゲスに送りバントを決められて1死2塁とされると、続くR.オロスコの一塁ゴロを廣岡が捕球できずに1死一、三塁。そして2番・A.コルドバの二塁ゴロを、三好匠(東北楽天)が本塁へ送球するもセーフ。フィルダースチョイスで勝ち越しを許した。

パナマ戦 8回を3失点と力投を見せた安樂(東北楽天)

パナマ戦 8回を3失点と力投を見せた安樂(東北楽天)

写真提供=Getty Images

追い詰められたU-23代表は、9回に2死から柿沼友哉(千葉ロッテ)がヒットで出塁し、代走の山崎晃大朗(東京ヤクルト)がニ盗に成功して得点圏に走者を進めたが、最後は吉持が投手ゴロに倒れてゲームセット。これで今大会の開幕から続いた連勝が6でストップした。
これでU-23代表のスーパーラウンドの勝敗は、3勝1敗(オープニングラウンドの2勝を持ち越し)。次戦5日(日本時間6日)の地元・メキシコ戦の結果次第で決勝進出が決まることになった。