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ハム栗山監督が語る大田覚醒の鍵とは 「フルスイングで3回三振してもいい」


多忙を極める日本一監督はもう来季のことで頭がいっぱいのようだ。日本ハムの栗山英樹監督は4日、ファイターズタウン鎌ヶ谷で行われた大田、公文の入団会見に出席。「俺のことはどうでもいいから。神出鬼没でどこにでも出てくるから」と、前日(3日)は早実の清宮幸太郎を見るため、神宮球場へ駆けつけるなど精力的に活動している様子をうかがわせた。

■栗山監督の大田泰示“再生論”「こちらは我慢する時は我慢する」

 多忙を極める日本一監督はもう来季のことで頭がいっぱいのようだ。日本ハムの栗山英樹監督は4日、ファイターズタウン鎌ヶ谷で行われた大田、公文の入団会見に出席。「俺のことはどうでもいいから。神出鬼没でどこにでも出てくるから」と、前日(3日)は早実の清宮幸太郎を見るため、神宮球場へ駆けつけるなど精力的に活動している様子をうかがわせた。

「シーズン中はバタバタするし、相手にも迷惑をかける。1回見ておきたかった。能力はわかっている。実際、この目で見るというのは(ドラフトでも)見て行くんだというのはある。いいところも悪いところも」

 ドラフトへの備えに怠りはない。その年最もいい選手を指名するのが、日本ハムの球団方針とすれば、当然だろう。野球が好きで、好きでしょうがない指揮官は“未完の大器”である大田をあずかって、逆にワクワクしているようだ。

 評論家時代、大田については巨人の原辰徳前監督としょっちゅう話したという。この日は“覚醒”へのポイントについて、熱弁を振るった。

■大田“覚醒”の鍵とは…

「巨人の4番を打った素材。そういう状態にあるということ。どうして調子が上下するのか。あれだけバットが振れる、足もある。逆に『どうして』と聞きたい。右打者(の長距離砲)が入ってくるということは、中田にもプラスになる。大谷からホームランを打っている。巨人は勝たなきゃならないチーム。こちらは我慢する時は、我慢する。

(本人に)お願いしたのは、思い切りやってくれということ。打席に入って、フルスイングで3回三振してもいい。そういうのがあれば、必ず前に進む。そんな話をした。(原前監督が)チームの中心にしようとした選手。何が何でも、何とかしようと思うのは大事なこと。責任も感じるが」

 かつてヤクルト監督時代の「野村再生工場」ではないが、「栗山再生工場」となるのか。日本ハムを日本一に導いた指揮官の指導力がフル回転しそうだ。

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