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日ハム加入の大田、タレント揃いの外野で定位置獲りへ「もちろん長打力で」


巨人から日本ハムへの加入が決まった大田泰示外野手(26)が4日、ファイターズタウン鎌ヶ谷球団事務所で記者会見を行った。

■「ファイターズの大田泰示に」、原前監督にもトレードを電話で報告

 巨人から日本ハムへの加入が決まった大田泰示外野手(26)が4日、ファイターズタウン鎌ヶ谷球団事務所で記者会見を行った。タクシーでファイターズタウンに着くと、秋季練習中の大谷翔平から「宜しくお願いします」 と早速あいさつを受けた大砲。「一回ジャイアンツの大田泰示を忘れて、ファイターズの大田泰示になる」と宣言した。

 来季はプロ9年目になる。高校通算65本。長距離砲と期待され、原前監督の母校・東海大相模から鳴り物入りで入団した。しかも、師と仰ぐ原前監督がソフトバンクとの競合でクジを引き当てた。

 昨年は負傷の坂本に代わり4番にも座ったが、プロ8年間で本塁打は9本。今季は62試合に出場し、114打数23安打の打率.202、4本塁打、13打点と開花しきれないままになっている。

 大田はトレードを通告されてすぐに、原前監督に電話したという。恩師とは、広島県福山市の中学時代、野球教室で指導されて以来の縁で、東海大相模に入学した。

■「プロセスさえ間違えずに、キャンプからやっていければ」

「野球人として、悔いのないようにやるということと、心機一転ということでしたね」

 巨人時代には結果を意識しすぎる余り、本来の豪快さを失っていた面がある。日本一チームの外野は若いタレントぞろいで、レギュラー獲得も容易ではないが、「アピールはもちろん長打力だと思う。(広い球場で)間を抜ければスリーベースもある。自分では足もあると思っているし、積極果敢に二塁、三塁を狙っていく。ホームランが出れば嬉しいが、そういう意識でやっていく」と言い切った。

 早速、鎌ヶ谷の秋季練習に合流するが「自分がやれることを精一杯やって、レギュラーをとること。プロセスさえ間違えずに、キャンプからやっていければ」と文字通り心機一転、北の大地で花を開かせる覚悟を見せていた。

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