- プロ野球
2017.09.06 23:58
福岡ソフトバンクの武田が無四球完封で完全復活!

今季初完封で5勝目を挙げた、ソフトバンク・武田=ほっともっと神戸【写真提供:共同通信社】
福岡ソフトバンクの武田が、6日のオリックス戦(ほっと神戸)で9回132球を投げての無四球完封勝利を飾った。
「ここ最近ずっと良くない投球が続いていた。5回持たずというのが何試合もあったのでで、野手のみなさんだったり、中継ぎのみなさんだったり、たくさんの方に迷惑をかけた。今日こそは長いイニングを投げたいと強い気持ちを持ってマウンドに上がった」と武田。計8安打とヒットこそ許しながらも、伸びのある直球にカーブ、スライダーを交えて要所を締めて計8奪三振。今季はここまで9試合で6回まで投げたのが最長だったが、この日は最後までマウンドに立ち続け、昨年5月15日以来自身4度目の完封を無四球で飾った。
2年連続2ケタ勝利を飾って侍ジャパンにも選出された若き右腕だが、今季は故障の影響で出遅れて、この試合の前まで4勝2敗、防御率3.30と物足りない成績。しかし、この日は文句なしの投球で今季5勝目を手にし、「こういうピッチングを続けて行けるようにこれからも努力していきたい。優勝できるように、今まで良いピッチングをできなかった分をしっかりと返して行きたい」と気持ちも新た。優勝目前、そしてポストシーズンへ向けて、この男の復活は頼もしい限りだ。