１回、通算千安打を達成し、ボードを掲げる西武・秋山＝Ｋｏｂｏパーク宮城【写真提供:共同通信社】

　埼玉西武の秋山が31日の東北楽天戦（Koboパーク宮城）の初回に相手先発・安樂からライト線を破る2塁打を放ち、プロ通算1000安打を達成した。

　「ここまで来られたのは、今まで携わってくれた方々の支えがあってのことと思います。まだまだ試合も続いているので、今は通過点と思ってこれからも頑張ります」と喜びを語ると、2回の第2打席でレフト前へ、5回の第3打席ではライト前にヒットを放ち、2試合連続で今季18度目の猛打賞。打率をリーグ2位の柳田（福岡ソフトバンク）に1分1厘差をつけるリーグトップの打率.335にまで上昇させた。

　横浜創学館高から八戸大を経て、ドラフト3位で埼玉西武に入団。プロ2年目の2012年に年間118安打を放つと、翌13年152安打、14年123安打と来て、15年にはプロ野球記録を更新する年間216安打を記録。昨季も171安打を放ち、今季はこれで156安打。2度目のシーズン200安打を達成するには、残り25試合で44本を放たなければならないが、好調を維持する稀代のヒットメーカーにとっては不可能なことではない。そして年間180安打ペースを維持すれば、あと6年で通算2000安打にも到達する。脂の乗った29歳。今後のバットスイングからも目が離せない。