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小林が今季1号弾!読売巨人が東京ドームで広島東洋に今季初勝利!

広島に勝利しナインを迎える巨人・高橋監督(中央)=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


4位・読売巨人が6対4で首位・広島東洋を下し、勝率を5割に戻した。

 先発は、読売巨人が今季1勝7敗、防御率4.79の宮國。対する広島東洋は、同8勝1敗、防御率3.47の大瀬良。読売巨人は、今季の対大瀬良が3戦2敗と相性が悪いだけに、打線の奮起が期待された。

 先制したのは広島東洋。約1カ月半ぶりの先発となった宮國の立ち上がりを攻め無死1、3塁とチャンスを作り、3番・丸の内野ゴロの間に1点を加えた。その後1死満塁としたが追加点は奪えなかった。初回のピンチを最小失点で切り抜けた読売巨人は2回裏。1死満塁で9番・宮國がタイムリーを放ち同点に。さらに、1番・陽の内野ゴロの間に1点を奪い逆転すると、続くマギーにもタイムリーが生まれ、この回3点と流れを引き寄せた。4回裏には、8番小林の今季第1号ソロで3点差に広げた。

 5回には互いに1点ずつを加え、3点差のまま迎えた7回表。広島東洋は、読売巨人4番手の西村を攻め、2死満塁と一打逆転のチャンスを作る。ここで打席に入った代打・新井が代わったマシソンからタイムリーを放ち、1点差に。しかし、読売巨人は8回裏に途中出場の橋本のタイムリーで、相手に傾きかけた流れを戻し、9回はカミネロが締めてゲームセット。試合後、今季初アーチを放った小林はお立ち台で「チームのみなさんもファンのみなさんもびっくりしたと思うので、また打てるように頑張ります」と笑顔。勝ち投手は3番手の田原で今季初勝利。チームも今季の東京ドームでの広島東洋戦8試合目で初勝利を挙げた。

 敗れた広島東洋は、大瀬良が5回5失点とピリッとせず。打線も12安打を放つも10残塁とチャンスを活かせなかった。