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プロ野球

高卒新人・藤平がプロ初勝利!東北楽天が連敗ストップで首位再追撃へ!

5回無失点でプロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に梨田監督(左)と握手を交わす楽天・藤平=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


 東北楽天が6対2で千葉ロッテに快勝。連敗を6で止めた。

 先週は一度も勝てずに首位との差が6.5ゲームに広がった東北楽天は、高卒1年目のドラフト1位右腕・藤平をプロ3度目の先発マウンドに送った。対する千葉ロッテのピッチャーは石川。その石川から東北楽天が2回に島内の12号ソロで1点を先制すると、続く3回には嶋、茂木のヒットでチャンスを作り、1死1、3塁からウィーラー、アマダーの連続タイムリーで2点を追加。この5試合で2得点と不振に喘いでいた東北楽天打線が序盤で3点のリードを奪った。

 先発の藤平は、初回に2死から鈴木に3塁打を許したが、2三振を奪って無失点に抑える立ち上がりを見せると、伸びのあるストレートを武器にその後もスコアボードにゼロを並べて5回を2安打1四球7奪三振での無失点で勝利投手の権利を持ったままリリーフ陣へバトンタッチ。5回にペゲーロ、ウィーラー、アマダーの3連打で1点を追加した東北楽天は、7回にもペゲーロの22号アーチと島内のタイムリーで2点を追加し、終わって見れば計15安打の猛攻。リリーフ陣が相手の反撃を2点に抑え、最終回は守護神・松井裕が7月22日以来ちょうど1カ月ぶりの復帰登板を果たして1イニングを3人でピシャリと抑えた。

 敗れた千葉ロッテは、先発の石川が7回まで投げたが計14安打を浴びて6失点で今季10敗目(3勝)。打線は8回に中村のタイムリーなどで2点を返したが、時すでに遅かった。