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所属5年のダルビッシュ、レンジャーズの背番号11で「すでに歴代最高」の声


レンジャーズのダルビッシュ有投手が、地元メディアから球団史上最高の背番号11に選出された。

■日本ハム時代から背番号11、「ダルビッシュにとって、背番号は大きな意味を持つ」

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が、地元メディアから球団史上最高の背番号11に選出された。まだ在籍5年目の右腕だが、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」は「レンジャーズ歴代最高選手を背番号別に格付け」と題した特集の中で、背番号11について「ユウ・ダルビッシュはすでに歴代最高」と位置づけている。

 ダルビッシュは日本ハム時代から背番号11をつけており、特集では「ダルビッシュにとって、背番号は大きな意味を持つ」と指摘。さらに、「オールスターに3度選出されており、サイヤング賞の投票では、2回トップ10入りを果たしている」と、ここまでの功績を称えている。

 2011年オフにポスティングシステム(入札制度)で日本ハムからレンジャーズに移籍した右腕は、1年目に29試合登板で16勝9敗、防御率3.90をマーク。サイ・ヤング賞投票で9位に入った。さらに、翌13年は32試合登板で13勝9敗、防御率2.83、リーグトップの277奪三振で同投票2位となった。

 12年から3年連続2桁勝利を挙げ、いずれもオールスターに選出。本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントンには、背番号11のレプリカユニフォームを着用したファンが多く詰めかける。レンジャーズの背番号11=ダルビッシュというイメージは完全に定着している。

■背番号14ではフリオ・フランコも登場

 さらに、記事では「直近の背番号11」として、「背番号11を付けると痩せて見えたので、ベンジー・モリーナ(2010)の現役最後の背番号は11だった」と補足している。

 この特集は現時点で背番号20まで進んでいるが、「3」はアレックス・ロドリゲス内野手、「7」はイバン・ロドリゲス捕手、10番はマイケル・ヤング内野手などビッグネームも多い。

「14」では、ロッテでもプレーしたフリオ・フランコも登場。寸評で「(14は)短期在籍選手のための背番号。この背番号を与えられた17選手中、背番号14を1シーズン以上つけた選手は僅か2人だ。フランコは背番号14を3年以上つけた球団唯一の選手。オールスター3度出場。1991年には打率.341を残し、首位打者を獲得した。また、球団史上2番目の打率となった」と紹介している。

 来オフには6年契約が切れ、フリーエージェントとなるダルビッシュ。球団は今オフにも契約延長に動くと見られているが、日本人右腕はこのままレンジャーズの背番号11の歴史を刻んでいくのか、それとも他球団で新たな挑戦に踏み切るのか。その動向に注目が集まる。

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