楽天に勝利し、ナインとタッチを交わすソフトバンク・工藤監督（左端）＝Ｋｏｂｏパーク宮城【写真提供:共同通信社】

首位・福岡ソフトバンクが4対1で2位・東北楽天に快勝。ゲーム差を4.5に広げた。

　仙台を舞台にした真夏の天王山第1戦。東北楽天の先発・岸に対し、福岡ソフトバンクが1回表に先頭の明石が内野安打で出塁すると、2死2塁から4番・柳田が左中間スタンドへ28号2ランを叩き込んで2点を先制。主砲の一発で試合の主導権を奪うことに成功した。

　福岡ソフトバンクの先発・東浜も初回に1死から茂木、ペゲーロに連打を許して1死1、2塁とされたが、後続を抑えて無失点。4回裏にアマダーにソロアーチを被弾したが、2回から7回まで許したヒットはその1本のみに抑えると、1点差で迎えた7回表にはデスパイネが27号ソロ、松田が自身3年連続20本塁打となる20号ソロと2者連続本塁打で3点をリード。8回はモイネロが2奪三振、9回はサファテが3者連続三振でともに無安打無失点に抑える完璧リリーフ。7回3安打1失点に抑えた東浜がハーラー単独トップに立つ今季13勝目を挙げた。

　敗れた東北楽天は、先発の岸が2回以降は粘りの投球で我慢していたが7回に力尽きて7回7安打4失点で今季6敗目（8勝）。打線が東浜を打ち崩せずに本拠地で手痛い黒星。今季初の4連敗を喫した。