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マリナーズが「再契約に興味」も…元SB李大浩「出場機会は重要な要素」


元ソフトバンクのマリナーズ李大浩内野手が、メジャー1年目のシーズンを終えて帰国したと韓国地元紙「韓国日報」、米地元紙「タコマ・ニュース・トリビューン」が伝えている。

■1年目は開幕メジャー勝ち取り活躍、サービス監督と主砲カノも残留を希望?

 元ソフトバンクのマリナーズ李大浩内野手が、メジャー1年目のシーズンを終えて帰国したと韓国地元紙「韓国日報」、米地元紙「タコマ・ニュース・トリビューン」が伝えている。マリナーズはフリーエージェント(FA)となる李大浩との再契約に興味を示しているが、本人は悩ましいオフを過ごすことになりそうだ。

 李大浩は今季、マリナーズにマイナー契約で加入。スプリングトレーニングで結果を残し、開幕メジャーの切符を勝ち取った。開幕後は主に代打や対左投手でのスタメンとしてプレーし、前半戦は勝負強い打撃で存在感を見せたが、徐々に成績を落としてマイナー降格も経験。打率.253、14本塁打、49打点でシーズンを終えた。104試合出場(先発出場75試合)で317打席と出場機会も限られていた。

「韓国日報」によると、李大浩は2017年もマリナーズで過ごしてほしいと、スコット・サービス監督、主砲ロビンソン・カノに伝えられたという。また、「タコマ・ニュース・トリビューン」は、マリナーズのジェリー・ディポートGMが34歳のスラッガーとの再契約に前向きだと報じた。米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、「マリナーズは李大浩との再契約に興味を示している」との見出しで特集している。

■出場機会の少なさに悩みも…「僕がもっと活躍して、努力するべきだった」

 一方、「韓国日報」によると、李大浩は帰国後の仁川国際空港で「チームを選ぶとき、出場機会を得られるかというのは重要な要素です」と語ったという。さらに、記事の中で「代打出場して打つのは楽しみでもあるのですが、後になって僕のプライドを傷つけるんです。もっとプレーしたい。でも、監督の方針次第なんです。サービス監督に恨みはありません。どちらかと言えば、僕がもっと活躍して、努力するべきだったんです」とも明かしている。

「トレード・ルーマーズ」では、これらの記事を紹介しつつ「もし出場機会を求めるならば、彼に大きな関心を抱いているチームが日本や韓国にあるのではないだろうか。だが、リーはメジャーの優秀な選手たちと共にプレーすることで、多くのことを学んだと語っている」と分析。本人の決断に注目が集まるところだ。

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