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高校野球

大阪桐蔭が智辯和歌山との近畿勢対決を制し、3年ぶりベスト16! 【第99回全国高校野球選手権大会第9日】

智弁和歌山―大阪桐蔭 7回裏大阪桐蔭2死三塁、打者福井のとき、平田(左)が暴投。泉口に勝ち越しの生還を許す=甲子園【写真提供:共同通信社】


第99回全国高校野球選手権大会第9日目第2試合は、近畿地区対決となった。ともに、全国制覇の経験がある大阪代表・大阪桐蔭と、和歌山代表・智辯和歌山の対戦は、4万7000人の観衆が沸く、1点を争う好ゲームとなった。

1回裏、大阪桐蔭は1番藤原 恭大(2年)の二塁打で好機を作ると、二死三塁から4番根尾 昂(2年)が内角直球に詰まりながらもセンターへ弾き返し、まずは1点を先制する。
 
1点を追いかける智辯和歌山は、4回には大阪桐蔭の先発・徳山 壮磨(3年)を攻め立て、一死満塁の場面で、1回戦で本塁打を打っている6番冨田 泰生(2年)に打順が回ると、痛烈なレフト前へのタイムリーで同点とする。

試合は1対1のまま、終盤へ突入。ここまで、大阪桐蔭打線を1点に抑えてきた智辯和歌山の先発左腕・黒原 拓未(3年)だったが、7回裏。大阪桐蔭の8番泉口 友汰(3年)に二塁打を浴びると、二死三塁から、2番福井 章吾(3年)の打席で、痛恨のバッテリーミスが出る。黒原の暴投の間に、三走の泉口が俊足を飛ばし、智辯和歌山の捕手・蔵野 真隆 (3年)のタッチをかいくぐる絶妙なスライディングで、勝ち越しに成功。

8回以降、大阪桐蔭の徳山は、12安打を打たれながらも要所を締める丁寧なピッチングで、9回も一死一・二塁のピンチを迎えるも併殺で切り抜け、2対1で智辯和歌山に勝利した。
大阪桐蔭は、全国制覇した2014年以来となる3年ぶりの3回戦進出を決めた。3回戦では、仙台育英と対戦する。