- プロ野球
2017.08.16 23:04
倉本サヨナラ打!横浜DeNAが逆転勝ち!中日・岩瀬が5敗目…

9回、サヨナラ二塁打を放ち、ナインに手荒い祝福を受けるDeNA・倉本(中央)=横浜【写真提供:共同通信社】
横浜DeNAが3対2で中日にサヨナラ勝ち。押され気味に進んでいた展開を、後半の粘り腰で勝利をもぎ取った。
先発は今季6勝2敗、防御率2.36のウィーランドと、同4勝6敗、防御率4.79の大野。ウィーランドに付いているすべての黒星は同カードという相性もあってか、この試合も先に点を許した。中日は2回表、先頭打者のゲレーロが安打を放つと、福田の2試合連発となる10号2ランで先制する。援護点を受けた大野は四球などで走者を出しながらも、打たせて取る投球で5回を2安打無失点に抑えた。
中日ペースのまま後半に突入するかと思われたが、横浜DeNAがその流れに待ったをかける。6回裏、2死から田中浩と筒香の連打で1、2塁とすると、ロペスが鮮やかにレフトへ弾き返すタイムリーで1点を返す。さらに7回裏には、先頭打者の代打・白崎の2塁打に、梶谷のセカンドゴロで1死3塁。続く、嶺井の打席に相手のパスボールで労せず同点に追いついた。
ウィーランドが7回で降板すると、8回表はエスコバーで3者凡退。9回表に無死満塁のピンチを招いた山崎康が無失点で切り抜たことで勝利の瞬間は訪れる。9回裏、1死からまずは嶺井がライト前の安打で出塁。ここで9番・倉本がカウント1ストライクからの2球目を捉えた打球が右中間を深々と破る間に、嶺井が決勝の本塁を踏んだ。サヨナラタイムリーを放った倉本は「嶺井が繋いでくれたのでボクも次に繋ごうと思ったが、最高の結果になって良かった。(打球が)抜けてくれと思っていた」とお立ち台で喜びを噛みしめていた。
一方、敗れた中日は9回裏にマウンドに上がった岩瀬が踏ん張りきれず今季5敗目。右腕骨折で登録抹消となったビシエドに代わって1軍昇格を果たした高橋が「7番・三塁」でスタメン出場。しかし結果は4打数無安打に終わり、9回表、無死満塁の絶好機で回った打席も、攻撃の勢いを止める平凡なサードファウルフライに倒れた。