- プロ野球
2017.08.11 23:32
読売巨人が首位・広島東洋を撃破!田口が127球完投で2年連続2ケタ勝利!

広島に完投勝利し、捕手小林(左)と握手を交わす巨人・田口=マツダ【写真提供:共同通信社】
読売巨人が9対2で首位・広島東洋に快勝。田口が2年連続の2ケタ勝利を達成した。
お盆の大渋滞によって読売巨人のユニフォームなどを運搬する車両の到着が遅れたために試合開始を30分遅らせて始まった一戦。広島東洋は、5月21日以来の先発となった福井が、3回まで巨人打線を散発の2安打に抑え、4回も2死から連打を浴びたが後続を許さずに快調な立ち上がり。そして3回まで田口に抑えられた広島東洋打線が、4回に鈴木の特大の2ランで先制すると、試合が一気に動いた。
直後の5回表、福井が先頭の小林に四球を与えると、2死を取った後、マギーにヒットでつながれ、坂本を歩かせて満塁となり、阿部の通算2000安打まであと2本となる走者一掃のタイムリー2塁打で読売巨人が逆転に成功。その後も村田のタイムリー、長野のヒット、亀井の2点タイムリー2塁打と、火のついた読売巨人打線を止められず、福井は5回途中6失点と役割を果たせずにイニングの途中でマウンドを降りた。読売巨人は6回にもマギーのタイムリーなどで3点を追加して試合を決めた。
読売巨人の先発・田口は、先制を許して計8安打を浴びながらも何とか2失点で凌ぎ、計127球の熱投で9回2失点の完投勝利。6月3日の敗戦を最後に6連勝で自身2年連続の2ケタ10勝目をマークした。
敗れた広島東洋は7、8回にスコアリングポジションに走者を進めたが、タイムリーが出ずに5月21日以来となる3連敗。1日で優勝マジックが消滅して以降、4試合勝ち星なしで、2位阪神との差が7.5ゲーム差に縮まった。