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東海大・青島が完全試合/阪神ドラ1大山&西武ドラ2中塚が活躍 【関東地区大学野球選手権】

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10月31日、明治神宮大会の関東地区代表を決める横浜市長杯争奪第12回関東地区大学野球選手権大会が横浜スタジアムで開幕し、1回戦で白鴎大、東海大が勝ち2回戦進出、2回戦で桜美林大が準決勝進出を決めた。

★東海大・青島が史上2人目の完全試合達成

東海大   000100000=1
国際武道大 000000000=0
【東】青島——石井
【国】伊東——筒井
本塁打:森下(東海大)

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 東海大の青島凌也(2年・東海大相模)が、2005年に創価大の八木智哉投手(現中日)が達成して以来となる大会史上2人目の完全試合を達成した。
 青島は序盤からテンポ良く国際武道大打線を打ち取っていくと、3回2死から6回まで圧巻の10者連続三振を奪う。援護は4番・森下翔平(4年・東海大相模)のソロ本塁打のみだったものの、腕を思いきり腕を降り続け、終わってみれば18三振を奪い、走者を1人も出さない完全試合でチームを2回戦進出に導いた。
 青島は試合を振り返り、「勝つことだけを考えて投げました。監督のアドバイスを聞いて、体が開きがちになるフォームを直してきたので、落ち着いて投げることができました」と満面の笑みを浮かべ、「まずは次勝てるように準備したいです」と次戦以降を見据えた。

★阪神ドラ1大山&西武ドラ2中塚が活躍

横浜商科大 100000000=1
白鴎大   200001000=3
【商】左澤、平木——馬場雄
【白】中塚——渡邉亮
本塁打:大山、廣神(白鴎大)

 いきなり1点を先制された白鴎大だったが、1回裏に阪神にドラフト1位指名された3番・大山悠輔内野手(4年・つくば秀英)が打った瞬間に分かる2ラン本塁打をレフトスタンドに叩き込み、逆転。また、6回には4番・廣神全留捕手(4年・桐生市商※指名打者で出場)がバックスクリーン直撃の本塁打を放ちダメ押し。
 このリードを西武にドラフト2位指名された中塚駿太投手(4年・つくば秀英)が2回以降は力を上手く抜いた投球で、凡打の山を築き3安打1失点で完投勝利。試合後、中塚は「飛ばそうとすると力んでしまうので、気持ちは冷静に投げました」と笑顔を見せ、「メンバー外の4年生3人のためにも、もっと学生野球をしたいです」と負けられない戦いが続く今後への決意を語った。

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制球力がつき今秋から主戦を任されている中塚は「やっと先発投手っぽくなってきましたかね」と顔をほころばせた。

文・写真:高木遊