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1年目で地元ファンの心掴んだ元燕バーネット アンケートで86.59%がA評価


ヤクルトからレンジャーズに移籍し、中継ぎとして地区優勝に大きく貢献したトニー・バーネット投手が、地元メディアとファンから絶大な評価を受けている。

■ファンから絶大な支持、「信頼のおける中継ぎ投手へと生まれ変わった」

 ヤクルトからレンジャーズに移籍し、中継ぎとして地区優勝に大きく貢献したトニー・バーネット投手が、地元メディアとファンから絶大な評価を受けている。日本で実績を残し、32歳で念願のメジャーデビューを果たした右腕は今季、53試合に登板して7勝3敗15ホールド、防御率2.09と好成績をマーク。60回1/3を投げて49奪三振16四球と安定感を見せた。

 地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」は、レンジャーズの選手を「格付け」する特集で「トニー・バーネットはいかにして、日本からMLBへの適応を成功させたのか」のタイトルで右腕を取り上げている。

 同紙のレンジャーズ番を務めるエバン・グラント記者は、記事の中で「日本では安定感のあるクローザーだったバーネットは、シーズンを通じて信頼のおける中継ぎ投手へと生まれ変わった」と紹介。「ア・リーグでは、50試合以上に登板して、セーブ機会が5回未満の投手の中で最高の選手の一人であり、防御率(2.09)3位に位置している」と投球内容を評価している。

■地元記者は「プレッシャーに強い」と評価、アンケートで「C」以下はなし

 また、同記者はバーネットの後半戦の活躍も特筆。「7月から地区シリーズ終了までの期間、彼はさらにに良くなった。この間、バーネットは防御率1.03、被打率.178を記録している」。一方で、「より重要な局面での登板が多くなったが、リリーフ登板時に出塁していた直近15走者中、7人をホームに帰してしまっている」と防御率に表れない部分での“課題”も挙げたが、シーズンを通しての評価は「A」とした。

 さらに、同紙のゲーリー・フレイリー記者も「日本からMLBへ期待どおり適応してみせた。ブルペンでは重要な役割りを担い、3アウト以上を奪った試合はチーム最多となる19試合を記録している」と称賛。特に、「打者の右左に関係なく対応することが出来る。プレッシャーに強く、16ホールド機会中、1度しかリードを許していない」と2つの優れた点を挙げ「A-」と評価している。

 また、5段階で評価できるインターネット上のアンケートでは、実に86.59%が「A」に投票。「B」が13.41%で、C以下の評価はなしと、ファンからも圧倒的な支持を受けている。メジャー2年目の来季も、レンジャーズのブルペンに欠かせない存在として重宝されることになりそうだ。

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