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日本人左腕最速タイの158キロ!埼玉西武・菊池が快投11勝目!

8回1失点で11勝目を挙げた西武・菊池=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武のエース・菊池が3日の東北楽天戦(メットライフ)に8回を3安打1失点、11奪三振の快投。自身4連勝でハーラートップタイの11勝目を挙げた。

 初回、1番・茂木のファーストゴロにベースカバーに入った際、右足をひねって転倒。いきなりのアクシデントでの幕開けとなったが、後続を簡単に打ちとり、結果的には3者凡退の立ち上がりを見せると、4回までパーフェクト投球を披露。5回2死から聖澤にヒットを許し、6回には細川にソロアーチを浴びたが、その後はギアを上げ、8回2死1、2塁のピンチも無失点で脱出。8回115球を投げて悠然とマウンドを降りた。

 また、5回にウィーラーに対する6球目には、自らが持つ日本人左腕最速を1キロ更新する158キロをマーク。ファンの度肝を抜いた左腕は、この日の快投で11勝&防御率1.90は依然としてリーグトップで、146奪三振も1位の則本昂大(東北楽天)の151奪三振に次ぐリーグ2位。花巻東高時代に154キロを投げてメジャー球団からも注目された次代の日本を担う男が、プロ8年目でいよいよ全開モード。その球速以上に大きく進化し、完成されたピッチャーになろうとしている。