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3選手が2年連続戦力外…楽天、昨秋入団テストで加入の4選手は戦力になれず


楽天は昨秋、他球団から退団となり、入団テストを兼ねて倉敷キャンプに参加していた栗原健太内野手、川本、山内壮馬投手、金無英投手の4選手を獲得したが、現役引退を表明した栗原を含め、全員が1年で楽天の選手ではなくなることになった。

■栗原は現役引退、川本、山内、金は戦力外に

 楽天は29日に川本良平捕手を来季契約を結ばないことを伝えたと発表した。昨季はロッテから戦力外通告を受けており、川本にとっては2年連続での非情通告となった。楽天は昨秋、他球団から退団となり、入団テストを兼ねて倉敷キャンプに参加していた栗原健太内野手、川本、山内壮馬投手、金無英投手の4選手を獲得したが、現役引退を表明した栗原を含め、全員が1年で楽天の選手ではなくなることになった。

 栗原健太氏は昨年、現役続行を視野に16年間在籍した広島に自由契約を申し出て、退団が決定。入団テストを兼ねて、地元東北の楽天の秋季キャンプに参加し、契約に至った。しかし、今季はイースタン・リーグ47試合出場で打率.188、4本塁打、15打点と結果を残せず。現役引退を決断した。

 引退会見では「1年勝負という気持ちでやってきたが、1軍の戦力になれなかったので、この辺が引き際かなと思った」と話した強打者。梨田監督は、シーズン中に栗原に1軍昇格を打診したものの、「中途半端にはできない」と断られていたことも明かした。最後まで真摯に野球に向き合い、来季からは楽天の2軍コーチとして再出発する。

 川本は04年のドラフト4位でヤクルトに入団し、13年にトレードでロッテに移籍。ロッテ2年目の昨季、戦力外となった。入団テストを経て楽天に入団し、嶋基宏を脅かす存在として期待がかかったが、今季11試合の出場で打率.158、0本塁打、2打点と結果を残せず。昨年に続いて戦力外通告を受けた。

■山内は今季1軍で1試合、金は2試合の登板に終わる

 山内は07年の大学生・社会人ドラフト1位で中日に入団。12年に24試合先発で10勝7敗、防御率2.43と活躍したが、15年は1軍登板がなく戦力外に。合同トライアウトを経て楽天の秋季キャンプに参加し、契約に至った。しかし、今季1軍での登板は1試合のみで、イースタン・リーグでも12試合登板で2勝1敗1セーブ、防御率5.87に終わっていた。

 金無英は08年のドラフト6位でソフトバンクに入団。12年から3年連続20試合以上に登板したが、15年は右肘の負傷もあり1軍登板がなく、戦力外に。秋季キャンプを経て楽天に入団したものの、今季は1軍で2試合の登板のみ。イースタンでは21試合に登板し、1勝4敗、防御率6.38の成績だった。

 4人の1軍通算成績は以下の通り。

◯栗原健太(広島→楽天)
1026試合出場、打率.293、153本塁打、586打点、17盗塁

◯川本良平(ヤクルト→ロッテ→楽天)
345試合出場、打率.207、19本塁打、79打点、9盗塁

◯山内壮馬(中日→楽天)
57試合登板、17勝15敗1ホールド、153奪三振、防御率3.01

◯金無英(ソフトバンク→楽天)
89試合登板、2勝2敗6ホールド、97奪三振、防御率2.88

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