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プロ野球

打線爆発14安打14得点!広島東洋が大勝で60勝到達!

ヤクルトに圧勝で60勝にリーグ一番乗りし、喜ぶ広島ナイン=マツダ【写真提供:共同通信社】


 広島東洋が東京ヤクルトに14対1で大勝し、オールスター前から6カード連続勝ち越しとなり、リーグ一番乗りで60勝に到達した。先発の岡田が6回無失点の好投で9勝目。打線は4番の鈴木が4安打5打点の活躍で、6回に一挙8点のビッグイニングを作るなど爆発した。

 岡田と東京ヤクルト先発の石川が快調な滑り出しで3回までは両チームとも無得点に終わった。均衡が破れたのが4回。2死1、2塁の場面で新井がタイムリーを放って1点を先制した。東京ヤクルトは6回に2死1、2塁から大松が安打を放ったが、ライト鈴木の好返球で2塁走者の坂口が本塁で憤死した。その裏、広島東洋は菊池の安打と丸の四球でチャンスを作ると、鈴木が「守備のプレーが攻撃につながった。いい追加点となった」とレフトスタンドへ、リーグ打点トップとなる21号3ラン。ここから打線が勢いづき、會澤、菊池のタイムリーなど、この回打者12人の猛攻で一挙8点を奪って試合を決めた。8回には新井の3ランなどでダメ押しの5点を追加するなど、14安打14得点の猛攻だった。

 東京ヤクルトは石川が5回まで1失点と好投したが、6回に広島東洋打線につかまった。打線は5回まで岡田の前に散発の3安打と振るわず、6回のチャンスも相手の好守に阻まれ、リプレー検証も実らなかった。8回には無死満塁のチャンスも広島東洋4番手の中田に阻まれ、9回にようやく西田のタイムリーで1点を返したのみだった。