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プロ野球

プロ9年目の北海道日本ハム・中島卓が2287打席目の初本塁打!

6回、本塁打を放ちナインに迎えられる日本ハム・中島=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


北海道日本ハムの中島卓が30日の福岡ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で、1軍2287打席目でのプロ初本塁打を放った。

 相手は武田。6回の先頭打者で打席に入ると、1ボール1ストライクからの3球目、内角低めの135キロストレートをフルスイング。「感触よかったですね。インコースの球を頭に入れていたので、体がうまく反応してくれましたね。全然引っ張ろうという意識もありませんでした」と中島卓。打球が一直線にライトのホームランテラス席に飛び込むと、「初めてなのでね。びっくりしましたけど、ああいう感覚なんですね」と興奮気味に振り返った。

 福岡工業高から2008年のドラフト5位で北海道日本ハムに入団。2011年に1軍初出場を果たすと、当初は代走・守備要員としての起用が続いたが、2013年の途中からレギュラーに定着。2015年には自身初の全試合出場を果たし、打率も自己最高の.264を記録。さらに34盗塁をマークして盗塁王、さらにベストナインにも選ばれ球界を代表する遊撃手へと成長した。売りは華麗なグラブ捌きとスピード。そして、際どい球をファウルにする技術を磨いて高い評価を得た。今季は打率1割台と低迷していたが、会心の一発で「これがいい流れに変わってくれるよう引き続き頑張ります」と中島卓。プロ初アーチから一気に上昇気流に乗ってくれそうだ。