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プロ野球

9回2死から驚異の粘り!聖澤の逆転打で東北楽天が連敗ストップ!

オリックスに逆転勝ちし、聖沢(23)らナインを迎える楽天・梨田監督(左から2人目)=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


 土壇場で驚異の粘りを見せた東北楽天が4対3でオリックスに逆転勝ち。連敗を3で止めた。

 西と釜田の右腕同士の投げ合いで始まった一戦。初回はともに無得点。続く2回表に東北楽天が2死2塁から嶋のタイムリーで1点を先制すると、オリックスが2回裏に1死1、2塁からマレーロのタイムリーで同点に追い付く展開となった。

 再び試合が動いたのは4回。表の攻撃で東北楽天が無死2塁のチャンスを逸すると、その裏にオリックスが中島の2塁打の後、マレーロがセンターへ7号2ランを放って勝ち越しに成功した。

 負ければ今季初の4連敗で首位転落の可能性があった東北楽天は、7回にアマダーの15号ソロを放ったが、1点ビハインドのまま試合は9回へ突入し、オリックスの新クローサー・黒木の前に2者連続三振で残り一人。だがここから東北楽天が粘りを見せ、嶋、茂木が連続四球で2死1、2塁とすると、続く聖澤が左中間を破るタイムリー2塁打を放って逆転に成功。9回裏は、福山がオリックス打線をしっかり抑えて連敗を止めた。

 オリックスは、先発の西が走者を背負いながらも7回を2失点に抑えたが、黒木が最後に崩れて逆転負け。「黒木がね…。まぁ、今のうちの守護神なので、この後も黒木に最後は任せるつもりです」と福良監督。「西は序盤、球数が多くなったが粘って投げられた。中盤以降、追加点が取れなかったのも痛かったね」と試合を振り返った。