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プロ野球

東京ヤクルト・大松が歴史的逆転劇を締めくくるサヨナラ弾!

中日にサヨナラ勝ちし、ファンの声援に応えるヤクルト・大松=神宮【写真提供:共同通信社】


 東京ヤクルトの大松が、26日の中日戦(神宮)で、歴史的逆転劇を締めくくるサヨナラ本塁打を放った。

 6回まで0対10と完全なる敗色濃厚の展開から、7回に2点、8回には一挙8点を奪って同点として迎えた延長10回。1死走者なしから代打で登場した大松が、中日5番手の伊藤の初球、147キロのストレートを捉えて、スワローズファンの待つライトスタンドに運んだ。

 「完璧だったので、あとはライトスタンドのファンの皆さんの声援で伸びてくれと思った」と殊勲の一打を振り返った大松。昨オフに千葉ロッテを戦力外になり、春季キャンプでテスト合格の末、東京ヤクルトに入団して今季は主に左の代打として起用され、5月9日の広島戦で移籍1号となるサヨナラ本塁打を放った。だが、この試合前まで打率.167と低迷していただけに「いいところで使ってもらっていたが、なかなか結果が出なかった。なんとかチームの力になりたいと思っていたので、形にできてよかった」と今季2本目のサヨナラ弾を喜んだ。