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【輝きを放つ注目の男たち!マイナビオールスターゲーム2021】マーティン、進化するパワーと自慢のレーザービーム!初の球宴舞台で「YES! マーティン」を決める!

 来日3年目、絶好調の万能助っ人、千葉ロッテ・マーティンが、ファン投票で外野手部門から、選手間投票でDH部門から“ダブル選出”され、自身初のオールスターに挑む。

【写真提供:共同通信社】

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 その高い能力を遺憾なく発揮している。1988年3月6日生まれ、キューバ出身の33歳。2009年の第2回WBCのキューバ代表メンバーにも選出された男は、2011年にレンジャースと契約し、2013年にはシーズン147試合に出場して打率.260、8本塁打、49打点に加え、リーグ5位にランクインする36盗塁をマークする活躍を披露。その後、マリナーズやインディアンスを経て、2019年の7月に千葉ロッテに加入した。

 メジャーでの成績を見ると、通算9年で770試合出場、打率.244、58本塁打、228打点、126盗塁。「堅守俊足で小技もできる中堅手」とのイメージが強かったが、来日後はパワー重視のバッティングに自らを“進化”させた。

 2019年はシーズン途中加入で52試合出場ながらも14本塁打(打率.232、39打点)をマークすると、翌2020年は104試合出場で25本塁打(打率.234、65打点)を放ち、夏場には「マーティンが本塁打を打てば12連勝」という不敗神話も作った。さらに自慢の強肩ぶりも発揮し、ライトの守備位置から幾度となく「レーザービーム」を披露。2020年はリーグトップの8補殺を記録した。

 そして3年目となる今季は、開幕から攻守に渡ってさらに充実したシーズンを過ごしている。7月9日時点でリーグトップの19本塁打(打率.241、50打点)を放ち、守備でもすでに昨季と並ぶ8補殺を記録。すっかり定着した「YES! マーティン」の決め台詞とともに、笑顔が「女優の広瀬アリス似」も周知され、走攻守に暴れ回る姿に加え、その愛すべきキャラクターでも人気者になっている。

 今回、外野手部門でのファン投票選出に「ファンの皆さまにたくさんの投票をしていただき、まずはありがとうございますと伝えたいです。そしてオールスターに出場できることにとても興奮しています。メジャーリーグでも出場したことはありませんし、日本で初めての経験となるので本当に嬉しく思います。楽しんでプレーしたいと思います」とマーティン。選手間投票ではDH部門で選出されたことについても、「自分のプレーを間近で見てもらって、それを認めてもらっているということなので、この選手間投票で選ばれるということも、とても光栄でうれしく思います」と感謝の言葉を並べた。

 来日3年目で掴んだ自身初のオールスター。自らの実力をさらに多くのファンにアピールし、その魅力を日本中に広く発信する格好の舞台となる。