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マクドナルド・ハウスへ1千万円超 プロ野球選手会の成績チャリティー

記事提供:OVO

写真提供:共同通信社(OVO)

 日本プロ野球選手会は12月3日、病気の子どもとその家族を支援する「ドナルド・マクドナルド・ハウス」への今シーズンの選手会のチャリティー総額が、1,085万9千円だったと発表した。参加した28選手が、シーズンの成績に応じたチャリティー金額を設定。最多は鈴木大地内野手(楽天)で、1安打につき1万円を寄付、今季141安打で141万円だった。 社会貢献に1歩踏み出す  マクドナルド・ハウスは、難病や高度の治療を受けるために入院や通院する子どもとその家族が、経済的に大きな負担がなく看病できるように、病院近くに低料金で滞在できる施設。日本では東京、大阪など全国11カ所で運営されている。設立や運営の費用は寄付、あるいは募金で賄われ、清掃や事務などの日常の作業も約2,600人のボランティアに支えられている。プロ野球ではソフトバンクの中村晃外野手や楽天の銀次内野手が、以前からハウスを訪問したりしていた。  選手会では社会貢献活動をより積極的に進めるため、事務局スタッフが今シーズンのキャンプ期間中に各球団を訪れて、選手にチャリティー参加を促した。その結果、今シーズンは28人が応じた。最多寄付額になった鈴木選手は「一人一人は微々たる力でも、合わせれば1千万円を超えた。プロ野球選手がこうした社会貢献活動に、一歩踏み出せたことが大事」と感想を話した。2番目に高額となったソフトバンクの千賀滉大投手は1イニング1万円を設定。ポストシーズンを含め135回を投げた。「今シーズンは短かったので、恥ずかしい数字にならないよう懸命だった。今後はもっと多くの選手が、幅広い形で参加できればいい」と振り返った。 活動紹介のサイト設置  広島の田中広輔内野手は1安打1万円で今季は95安打。3日の選手会総会後の会見で「1本ずつ積み上げれば積み上げるほど貢献できているという感じがあった」と話し、同じく1安打1万円の日本ハムの近藤健介外野手(126安打=108試合)は「1日1安打という目標を立て、実践できた。ほかの選手にも来シーズンは参加を呼び掛ける」と充実感を漂わせた。  日本プロ野球選手会の松田理事長によると、選手会では来シーズン以降もさまざまな形での社会貢献活動を進めていく予定だ。12月6日には、選手会が行う野球振興や社会貢献活動のみならず、選手個人が行う活動も紹介するサイト「Player’s Plus」を立ち上げ、選手自らが持つ影響力を自覚し、選手だからこそできる社会貢献活動の幅を広げていく。このサイトの趣旨に賛同し、すでに大正製薬が選手会のゴールドパートナーに就任することも決定している。