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鷹打線大爆発!デスパイネ満塁弾を含む3発15安打で13得点!ソフトバンクが攻守に圧倒して2連勝!【11/22 SMBC日本シリーズ2020・第2戦】

 「SMBC日本シリーズ2020」の第2戦が22日、京セラドーム大阪で行われ、福岡ソフトバンクが13対2で読売巨人に大勝。2日連続で相手を圧倒し、日本シリーズの連勝を10に伸ばした。

ソフトバンク打線が大爆発。7回表、試合を決める満塁本塁打を放ったデスパイネ(右)が、ベンチ前で栗原(左)とポーズを決める 【写真提供=共同通信】

 エース対決となった第1戦を落とした巨人は、今季5勝2敗、防御率3.16の今村信貴が日本シリーズ初先発。一方、前日勝利で日本シリーズ9連勝の新記録を樹立したソフトバンクは、今季11勝3敗、防御率2.42で最多勝と最高勝率の二冠に輝いた石川柊太が先発マウンドに上った。

 先手を奪ったのは、またもソフトバンク。初回、1死1塁から3番・柳田悠岐がセンターオーバーのタイムリー2塁打で1点を先制すると、尚も1死2塁から4番・グラシアルの内野安打に二塁手・吉川尚輝の悪送球で2点目。さらに前日3安打4打点と大暴れした5番・栗原陵矢のライト前ヒットを挟み、6番・デスパイネのサードゴロの間に3点目。続く2回には、9番・甲斐拓也がバックスクリーン左へ自身日本シリーズ初本塁打となる豪快ソロを放ち、2回途中で今村をノックアウトした。

 その後もソフトバンクは攻撃の手を緩めず、3回表にはグラシアルが無死1塁から巨人2番手・戸郷翔征のストレートに快音を響かせ、左中間スタンドへの2ランで5点目。5回表に6番・デスパイネの犠牲フライで6点目を奪うと、7回表には4番手・鍵谷陽平から1死満塁のチャンスを作り、再びデスパイネが「完璧に捉えられた。打った瞬間、入ると思った」と今度は右中間スタンドへダメ押しの満塁本塁打を放り込んで勝負あり。9回表にも7番手・大竹寛を1死満塁と攻め立て相手エラーで2点を追加。途中出場の選手たちもしっかりと働き、最終的に計15安打で13得点。栗原が4安打、デスパイネが6打点で日本シリーズの1試合タイ記録をマークした。

 投げては、先発の石川が好投。力強いストレートとパワーカーブで巨人打線を封じ込め、4回まで1安打無失点。5回に2ランを被弾したが、5回1/3を4安打7奪三振2失点としっかりと試合を作った。6回途中からは継投に入り、嘉弥真新也、高橋礼、岩嵜翔、杉山一樹、椎野新のリリーフ陣が無失点リレー。工藤公康監督も「これを3戦目以降にも続けてもらいたい」、「みんな本当によくやってくれている」とご満悦だった。

 対する巨人は、先発の今村が誤算で1回2/3を4安打4失点(自責3)で降板し、リリーフ陣も次々と失点を重ねる苦しい展開。打線も5回裏にウィーラーがライトへ2ランを放ったが、6回2死満塁のチャンスで中島宏之が空振り三振に倒れるなど、それ以降は相手の小刻みな継投の前に得点を奪えず。日本シリーズでの13失点は球団ワースト記録。2013年の第7戦から日本シリーズ7連敗となった。