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プロ野球

野村7回無失点!代打・西川&菊池の一打!広島東洋が3連勝で貯金26!

巨人に勝利し、喜ぶ広島の(左から)野間、丸、鈴木=岐阜【写真提供:共同通信社】


緊迫した投手戦を制した広島東洋が2対1で読売巨人に勝利。連勝を3に伸ばし、貯金を今季最多の26とした。

 岐阜県の岐阜長良川球場で行われたこの試合の先発は、読売巨人が今季8勝4敗、防御率2.63のマイコラス。対する広島東洋は、同5勝4敗、防御率2.60の野村。今季の対広島東洋戦で2戦2敗のマイコラスは、1回表1死1、3塁とピンチを迎えるが、4番・鈴木をダブルプレーに仕留め得点を与えず。一方、対読売巨人戦でいまだ勝ちなしの野村も、1回裏に1死1、3塁と得点圏にランナーを許してしまう。しかし、4番・阿部を三振に仕留めると、盗塁を試みていた1塁ランナーの坂本を、會澤が見事な送球で刺してピンチを脱した。

 初回の同様のピンチを凌いだ両右腕は、2回以降抜群の安定感を見せ、7回までスコアボードにゼロを並べていく。試合が動いたのは8回表。広島東洋は、ヒットと犠打で1死2塁とチャンスを作ると、好投の野村に代わり西川をバッターボックスへ。西川は、セカンド・マギーのグラブを弾く内野安打を放ち、マギーがボールの処理をもたつく間に2塁ランナーの安部がホームを駆け抜けて先制。その後、2番・菊地のタイムリーでもう1点を追加し試合を決めた。

 7回3安打無失点の好投で、対読売巨人戦1年ぶりの勝利となった野村は「なんとか勝ちたいという強い気持ちで向かっていきました」と笑顔。読売巨人は9回裏に3番・坂本のタイムリーで1点差に詰め寄るのが精一杯で後半戦初の連敗となった