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人気メニューは『陳麻婆豆腐丼』!横浜DeNA・京山将弥ゆかりの中華料理・石山飯店【Ballpark Trip vol.25】

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 2年目の昨季に6勝を挙げ、若手の有望株として期待されている横浜DeNAベイスターズの京山将弥投手。彼の親族が営んでいることで知られているのが、滋賀県大津市にある中華料理店の『石山飯店』だ。

 1965年に京山投手の祖父である一雄さん(故人)が、当時としては珍しい中華料理店をオープンさせた。当時は高度経済成長期の真っ只中。近くに大手企業の工場があり、給料日には行列ができるほど賑わっていたという。

【中華料理店の『石山飯店』の看板】

【中華料理店の『石山飯店』の看板】

 現在は一雄さんの長男で、京山投手の叔父である功武さんと祖母の貴陽子さんが店を切り盛りしている。

 京山投手の幼少期について「どちらかというとおとなしい子でした」と二人とも口を合わせる。感情を表に出すことは少なかったそうだが、闘志を内に秘めて、黙々と努力を重ねたことでプロの世界へと羽ばたいた。

【京山投手の直筆サインやタオルなどのグッズ】

【京山投手の直筆サインやタオルなどのグッズ】

 プロ入りしてからは京山投手の直筆サインやタオルなどのグッズを飾るようになった。何も知らないお客さんが店を訪れて、「何か関係ある人?」と聞かれることも度々あるという。その際に関係性を伝えると、驚きの声を上げることも少なくない。

 今では「京山投手の親戚が経営している店」という評判が広く知られるようになり、ベイスターズファンも多く訪れるようになった。中にはダルマを寄贈してくれるファンもいたという。昨オフに京山投手が帰省した際は片方の目を入れたそうだ。

【ファンから寄贈されたダルマ】

【ファンから寄贈されたダルマ】

 このお店の人気メニューは『陳麻婆豆腐丼』だ。本場・中国の麻婆豆腐をモチーフにした商品である。「本場の麻婆豆腐は辛すぎて食べられない」という理由から、日本人の口に合うように辛さを調節。ピリリとした辛さは感じるが、食べやすい味付けとなっている。辛いものが好きな人には好評で、リピート客も多い。中には車を走らせて、近くのコインパーキングに停めてまで食べに来る人もいるという。

【調理している様子】

【功武さんが調理している様子】

 この商品は15年以上前から提供されてきたが、京山投手がとある取材で「麻婆豆腐が人気です」と発言したことで、さらに認知度が上がった。今では関東から用事で関西に訪れたファンが立ち寄って、『陳麻婆豆腐丼』を食べに来ることもあるそうだ。

【自慢の一品である、陳麻婆豆腐丼】

【自慢の一品である、陳麻婆豆腐丼】

 今季は昨年以上の活躍が期待されたが、9試合に登板して0勝6敗と不本意な結果に終わった。それでも球団やファンは将来のエース候補として大きな期待を寄せている。功武さんは甥っ子への期待とファンへの願いを語ってくれた。

「大卒1年目と同じ年齢になる再来年で二桁勝てるようになってくれたらなと思っています。本人は一生懸命やっているので、ファンの皆様にはお手柔らかにお願いします。身内が叩かれるのは心が痛いので」

【左が貴陽子さん、右が功武さん】

【左が貴陽子さん、右が功武さん】

『石山飯店』はJR石山駅、京阪石山駅から徒歩1分という抜群の立地にある。座敷席で30名までによる宴会をすることも可能で、これからの忘年会シーズンにはもってこいだ。京山投手のグッズと記念撮影をしながら野球談議に花を咲かせるのも趣があるだろう。ご予約はお早めに。

取材:馬場遼