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プロ野球

武内サヨナラ打!東京ヤクルトが乱打戦を制す!

10回、サヨナラ打を放ち、ガッツポーズして喜ぶヤクルト・武内。投手平田=神宮【写真提供:共同通信社】


 東京ヤクルトが8対7で横浜DeNAにサヨナラ勝ち。両チーム2ケタ安打を放った乱打戦を制した。

 東京ヤクルトの先発は、今季4勝4敗、防御率2.20のブキャナン。対する横浜DeNAは同2勝4敗、防御率3.50の井納が交流戦後、最初の試合を任された。先制は東京ヤクルト。3回裏に1死2塁の場面で1番・坂口がレフトへタイムリーで1点を奪う。しかし、横浜DeNAもすかさず反撃。4回表に6番・戸柱の5号ソロが飛び出すと、5回表には2番・梶谷のタイムリーと、4番・筒香の7号3ラン。点差を一気に4点に広げた。

 逆転を許した東京ヤクルトだったが、6回裏に無死満塁のチャンスを作ると、8番・井野、代打・大松の内野ゴロの間に1点ずつを返すと、坂口、上田のタイムリーで計4点を奪って試合を振り出しに戻す。勢いに乗った東京ヤクルトは、8回裏に上田が2打席連続のタイムリーとなる3塁打で2点を追加して再逆転に成功した。

 これで万事休すかと思われた横浜DeNAだったが、9回表に東京ヤクルトの守護神・秋吉を攻め1死2、3塁とチャンスを作ると、1番・桑原のタイムリー3塁打で同点に追いつく粘りを見せる。だが、7対7の同点で迎えた延長10回裏、東京ヤクルトが1死2塁の場面で途中出場の武内がセンターへタイムリーを放ち、今季5度目のサヨナラ勝ちを収めた。

 東京ヤクルトはブキャナンが5回8安打5失点で降板も、打線が計14安打。リリーフ陣が何とか粘り、7番手の石山が今季初勝利。敗れた横浜DeNAは、打線が計12安打を放ったが、井納が5回2/3を9安打5失点で降板すると、最後は5番手の平田がサヨナラ打を許した。