- プロ野球
2017.05.02 23:19
巨人大エースの系譜を継ぐ男・菅野智之
セ・リーグ28年ぶりの記録をかけて上がった9回のマウンド、菅野はさらにギアをトップにあげた。
横浜DeNAの三番バッター・梶谷をキャッチャーフライに打ち取ると、迎えたのは侍ジャパンでチームメートだった日本の四番・筒香嘉智。
135キロのスライダーで空振りを奪いカウントを整えると、カウント2‐2から150キロのストレートを投げ込み、詰まったセンターフライに打ち取る。
最後のバッター・ロペスをセカンドゴロに打ち取り、1989年の巨人・斎藤雅樹(現ジャイアンツ2軍監督)以来、28年ぶりの3試合連続完封を成し遂げるとガッツポーズを見せた。
「ここ最近で一番苦しい展開。調子事態もあんまり良くなかった。」と振り返ったが、終わってみれば横浜DeNA打線を、散発5安打に封じ込めた。
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疲れていないはずがない。激闘となったWBC準決勝アメリカ戦から13日後の4月4日、今シーズン初のマウンドに上がり勝ち投手に。
その後、今日まで3連続完封で4連勝。まさに、日本のエースにふさわしい活躍を見せる。
「あの目標にしている大投手の一人なのでそういうピッチャーに並べて光栄に思っています」と、巨人の大エースに並んだ感想を口にした菅野。
プロ野球記録は巨人の伝説的エース藤本英雄氏が1943年に記録した6連続完封。巨人エースの系譜を継ぐ男が大記録に向けて突き進む。