- 侍ジャパン
2018.11.09 23:00
土壇場で「ミラクル」&「シンプル・イズ・ベスト」!福岡ソフトバンク・柳田がサヨナラ弾!

日米野球第1戦 日本―MLB 9回、逆転サヨナラ2ランを放ち、ベンチを指さして一塁へ向かう柳田=東京ドーム【写真提供:共同通信社】
福岡ソフトバンクの柳田悠岐が日米野球第1戦で劇的な逆転サヨナラ本塁打を放った。
2点ビハインドで迎えた9回裏、侍ジャパンはMLBオールスター4番手のイエーツ(パドレス)から代打の會澤(広島東洋)のタイムリーで1点差とし、続く柳田がバックスクリーンに飛び込む2ラン本塁打で劇的勝利となった。真ん中高めの146キロのストレートをフルスイングした柳田は、打った瞬間に本塁打を確信し、一塁ベンチに向けて右腕を築き上げた。
お立ち台で劇的一発を「ミラクル」と評した柳田は「当たる球をしっかり当てる。その中で自分のスイングをしようと思った」と独特な表現で一発を振り返り、「シンプル・イズ・ベスト」と言い切ってスタンドを沸かせた。
8日前には日本シリーズでサヨナラ本塁打を放ち、日本一が決定して一週間足らずで臨んだエキシビジョンゲームで、コンディションは必ずしも万全ではない。それでも東京ドームは満員の観客で埋まり、柳田は「選手も本当は休みなんですけど、これだけたくさんのファンの方に来ていただいて、野球をやっていてよかったと思う」とファンに感謝した。
初の日米野球の舞台で、MLBオールスターチームの感想を聞かれて「カッコいいです。いちファンとしてセンターを守っていました」と笑った柳田。文字通りの“メジャー級の一発”で、日本野球のレベルの高さを本家に見せつけた。