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プロ野球

プロ2年目の19歳・京山がプロ初登板初先発初勝利!

プロ初登板勝利を挙げ、ウイニングボールを手にラミレス監督(左)とポーズをとるDeNA・京山=横浜【写真提供:共同通信社】


 横浜DeNAの2年目、19歳右腕の京山将弥が1日の東京ヤクルト戦でプロ初登板に臨み、5回を5安打1失点に抑えてうれしいプロ初勝利を挙げた。

 「ブルペンでは緊張することはなかったですが、いざマウンドに上がり初回は緊張しました」と京山。初回、2死からバレンティンにセンターオーバーの当たり打たれて2塁到達を許したかに思えたが、ラミレス監督が今季から導入された「リクエスト」を要求した結果、判定が覆ってアウト判定。これで波に乗ると、以降は得意のカットボールを有効に使いながら、開幕2試合で計12得点の好調燕打線を料理し、5回84球を投げて、5安打1死球3奪三振1失点。「チームが連敗していたので、自分が止めるつもりで試合に臨みました。ずっと待ち望んでいた1軍のマウンドなんで、勝ててほっとしています」とチームに今季初勝利を届けた。

 滋賀県大津市出身。近江高では2年春、3年夏と甲子園に出場してスカウトから注目を集め、16年秋のドラフトで4位指名を受けてプロ入り。その高い素質をプロの舞台で一気に伸ばし、2年目の今季は、今永昇太、ウィーランド、濵口遥大らの先発陣に離脱者が相次いだ影響もあってチャンスを掴むと、見事な一発回答を見せた。ウイニングボールは「育ててくれた両親にあげたいと思います」と京山。横浜スタジアムの大勢のファンを前に、「負けないピッチャーになりたいです!」と力強く宣言した。