- プロ野球
2017.09.09 01:32
薮田が今季2度目の完封で14勝目!広島東洋が快勝して優勝マジック7!

完封勝利を挙げ、捕手会沢と握手を交わす広島・薮田=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】
広島東洋が3対0で中日に勝利。先発・薮田がプロ入り2度目の完封でチームの連勝を7に伸ばし、セ・リーグ連覇に向けた優勝マジックを7とした。
序盤の広島東洋の打線は中日の先発・笠原を攻めあぐねていた。1回表には2死満塁で安部がレフトフライに倒れ、2回表と3回表にも得点圏に走者を進めながら無得点。突破口を開いたのは菊池のひと振りだった。5回表、1死から菊池が捉えた打球はバックスクリーン左に運ぶ先制の14号ソロ。7回表に無死1、2塁の場面で丸のタイムリーで1点を加えると、8回表にも会澤のタイムリー2塁打でリードを広げた。
先発の薮田は今季13勝3敗、防御率2.62でチームの勝ち頭。このカードは8試合に登板して4勝0敗と無類の相性をこの試合でも発揮した。立ち上がりの1回裏こそ2本の単打を許したものの、2回から6回まで無安打投球を展開して打線の奮起を呼び込んだ。終盤の7回裏に連打で招いた1死1、2塁を凌ぐと、8回表は2死から長短打を浴びて2死2、3塁。ここでリーグトップの33本塁打を放っているゲレーロに挑んだ直球勝負はファーストへのファウルフライに仕留めた。薮田は9回をひとりで投げ抜き、6安打1四球5奪三振の完封で14勝目を手にした。
一方、敗れた中日は打線が散発の6安打と沈黙。今季2度目の先発となったルーキー・笠原は菊池に痛恨の一発を食らうも、序盤のピンチで粘りの投球を見せて5回を3安打1失点で次回登板に期待を抱かせた。